視覚効果で相手を操るメカニズム5選(心理術)

スポンサーリンク


複数の人と話している場合に、他人には視線を向けているのに、あなただけを見ない人がいたとしたら、「この人、私のこと嫌っているかも」と思うかもしれません。
しかし、実際はその逆の場合も多いのです。

日本人の場合、基本的に他人と視線を合わせることが苦手なので、相手を見ないということは、それほど不自然なことではありません。
適度に視線をそらしながらも、時々相手に目を向けるのが自然です。
逆に、真剣な表情で過剰に視線を合わせてくる人の場合は敵視している可能性があるので、要注意です。
これらのことから、視覚効果は相手を操るのに、どれだけの影響があるか紹介していきます。

スポンサーリンク

ユニホーム効果

「ユニホーム効果」とは、ある服装を見ると、着ている人の人格に結び付けて捉えてしまう心理のことです。
白衣姿なら、「医療や科学に携わる頭のいい人」と感じ、警察官の制服なら、「強そうで頼れる」などの印象を受けやすいのです。
自分が相手に与えたい印象によって、それらしく見える服装や眼鏡などの小道具を身につけることで、イメージを簡単に操作できるというわけです。

勝負を賭けるには「赤」

「色彩心理学」という分野があるほど、「色」は人の心理や行動に大きな影響を与えます。

着ている服の色によって、相手に特定のイメージを与えることが可能になり、着ている本人の気持ちにも変化をもたらすことができるという心理効果があるのです。

赤は、交感神経を刺激してアドレナリンを分泌させる効果があり、やる気を出したいときには、「赤」がいいでしょう!

相手にもやる気が伝わり、「情熱」や「活力」を感じさせる色なので、リーダーシップ的な資質をアピールしたいなら、赤いアイテムは効果的!

ですが、「赤」に「怒り」や「攻撃性」といったマイナスイメージがあるので、気をつけましょう。

仲良くなりたい人には「黄色」

色彩心理学で「コミュニケーションカラー」とも呼ばれるのが黄色です。

黄色には、人に安心を与え、心を開放的にする効果があります。

人間関係を円滑にする色ともいわれていて、初対面の人に会うなら、相手とスムーズな関係を結ぶために、黄色いアイテムを身に着けると効果的です。

黄色を好んで身に着ける人は、事故アピールをしたがる傾向が強いので、そんな人にはさりげなく自慢話を聞きだして、相手の自尊心を満たしてあげると、好感をもたれるでしょう。

警戒心を解きほぐすには「グレー」

グレーには堅実で地味という印象もあるのですが、仕事の効率をアップさせる心理効果があります。

また、「ヒーリングカラー」と言われており、気分を和らげる効果があって、最大限に活きる場が「謝罪」の場です。

グレーは、相手の怒りを鎮める色であり、穏やかな印象を与えると同時に、相手の警戒心を解きほぐす効果もあるからです。

グレーを好んで身に着ける人の性格は、用心深く温厚で、控えめな性格です。
自分にあまり自信がなく、社交性に欠け、人に嫌われることを恐れる特徴があります。

自信と威厳を感じさせるには「黒」

黒は、「強さ」、「権威」、「高級感」といったイメージを相手に与え、ビジネスの交渉事や商談の場において、有利に進められる効果も期待できます。

他にも、「神秘性」、「プロ意識」を感じさせる効果もあるため、自分をプロフェッショナルと思わせたい時などは有効的です。

また、黒を好んで身に着ける人は、孤立を好み、独立心が強く、完璧主義者であるという傾向があり、「誰かに愛されたい、認められたい」という願望が人一倍強いです。

しかし、「黒」は拒絶を示すので、コミュニケーションをとるには不向きです。

今回は色彩心理学を中心に、外見や見た目の心理効果で自身のイメージを操作し、相手に思い通りのイメージを植え付けることができる説明していきました。

人は「色」という概念にとても敏感に生きていることから、みなさんも色を意識するのもありかもしれません。

続いてはこちら⇒「「しぐさ」で相手の心を動かすメカニズム4選(心理術)

スポンサーリンク