身近な危険生物!スズメバチから身を守る為に大切な特徴と主な5つの種類

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蜂が活発に動くシーズンって、いつ頃だと思いますか?

春から夏にかけて?

夏の暑い時期?

どれも間違いではありませんが、一番活発に動き始めるのが“8月半ばから11月頃”です。

この時期は、越冬や冬眠をする為の準備もありますし、女王蜂が春先から作っていた巣はとても大きく、巣の中には1000匹以上もの蜂がいるケースもあるのです。

そこで今回は「身近な危険生物!スズメバチから身を守る為に大切な特徴と主な5つの種類」を紹介していきたいと思います。

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蜂の種類

大きさは異なりますが、スズメバチと一括りで言っても、たくさんの種類がいます。

どれも危険な事には変りはありませんが、対策をするのも、まずは相手の特徴などを知らなければ出来ない事もありますので、確認をしていきましょう。

オオスズメバチ

オオスズメバチは、北海道から九州の日本全国広い範囲に分布している見かける機会が多い世界最大のスズメバチの一種です。

特に、スズメバチの中でも毒性がとても高く、凶暴性に至っても群を抜いて高いのも特徴で、蜂の武器の一つでもある針は、大きい個体で7mmにも及ぶ毒針を持っています。

虫界最凶なんて呼ばれるオオスズメバチは、民家の軒下や屋根裏、地中、木の根元、樹洞、森林などの閉鎖的な空間を好んで巣を作る傾向があるので、人間が気付いた時には巣が大きくなっているケースもあります。

むやみに人を襲う事はありませんが、一度興奮すると攻撃性が高い事から収拾がつかなくなり、人を刺す可能性も多々あるのです。

キイロスズメバチ

キイロスズメバチは、上記のオオスズメバチと同様に非常に気性は荒く、攻撃性が高い特徴があります。

住宅街の多い都市部の環境にも適応しており、人に刺傷被害を最も与えている割合が多数を占めているのです。

例え、巣から離れた場所だったとしても、無意識のうちにキイロスズメバチのテリトリー内(通り道等)に近付いただけで、集団で攻撃してくる可能性もあるので、キイロスズメバチを見掛けた際には、どの蜂も同じではありますが、その場を離れるようにしてください。

モンスズメバチ

オオスズメバチやキイロスズメバチと同様に攻撃性はとても高い特徴があるだけではなく、
モンスズメバチは夜間にも活発に行動する習性があります。

上記のスズメバチと同様に、民家の軒下や屋根裏、樹洞などの閉鎖空間、人目に付かない場所などに巣を作る傾向があるので注意しましょう。

キイロスズメバチも同じ性質を持っているのですが、巣が手狭になってくると、より広い場所に巣を引越しする特徴もあるので、身近に空の蜂の巣を発見した場合は近くにある可能性もあります。

コガタスズメバチ

コガタスズメバチは、オオスズメバチやキイロスズメバチと性格を比べてみると、比較的に大人しいのですが、蜂は蜂です。

巣を不用意に触ったりすれば、総攻撃を受けてしまいます。

公園の樹木や家の庭先などのごくわずかな自然環境に巣を作り生息しているので、私たちが見掛けるケースが一番多い蜂かもしれません。

※ツマアカスズメバチ

元々は、中国や東南アジアに生息していて、日本では長崎県対馬市のみに定着が確認されていたのですが、福岡県内では既存のスズメバチ以外の特定外来生物のツマアカスズメバチも確認されました。

基本的には、攻撃性はあまり高くはありませんが、人間の生活空間に入り込む適応力が高い種なので、刺されてしまう可能性もあります。

高い樹木や電信柱の上の方に巣を作りやすい傾向があります。

もちろん、他のスズメバチと同様に、民家の軒下・屋根裏にも作る事が確認されています。

刺されるとどうなるの?

スズメバチには強力なアゴもあるにはあるのですが、やはり“毒針”のイメージが強いですよね。

大人も子供も蜂に刺される可能性はかわりませんが、刺されれば命の危険リスクも高まります。

アナフィラキシーショック』なんて言葉を耳にした事はありませんか?

アナフィラキシーショックは、全身の蕁麻疹(じんましん)や呼吸困難、嘔吐などを引き起こす事があり、最悪の場合は命を落としてしまう可能性があるのです。

基本的にアレルギー症状の多くは、体内で抗体ができた後の2回目以降に全身症状が起こる場合があるのですが、蜂の毒の中には1回でも症状を引き起こす物質も含まれているので、1回目だったとしても油断はできません。

蜂毒にアレルギーが無かったとしても、刺された箇所に痛みや痒み、腫れなどの局部症状が数日続く場合がありますので、回数に関係なく、蜂に刺された時には、いち早く医療機関へ受診してください。

まとめ

人間を襲い、時には命を危険に及ぼす可能性がある危険生物のスズメバチではありますが、上記で紹介した種類以外にもチャイロスズメバチやヒメスズメバチなど、まだまだたくさん存在します。

自分たちができる対策法としてみれば、一番はスズメバチの巣に近付かない!
これに尽きるかもしれません。

他にも、黒い洋服やニオイが出るモノ(香水等)を避ける。

大きな音や声を出して、スズメバチを刺激しないようにするのも大切になりますね。

仮に、家の植木や軒下、ベランダ、屋根裏などに巣を見掛けたとしても、絶対に自身で駆除しないようにしてください!

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多少は料金が掛かるかもしれませんが、被害が出る前に駆除業者に依頼するように心掛けましょう。