“いじめ”という言葉を聞いて、どんなイメージを持たれますか?
誰しもが、良いイメージがある方はいない事でしょう。
ですが、多くの親御さんは
「うちの子供に限って・・・。」
と、感じている方も少なくはありません。
お気持ちそのものはわかりますが、現実問題として、「我が子がいじめの被害に遭っていない。」という保証や根拠はどこにもありません。
親がそう感じる子供であればあるほど、万が一にいじめが起きていたとしても、なかなか気付く事が出来ず、いじめが本格化してしまうケースも後を絶ちません。
そこで今回は「休み明けは要注意!子供のいじめを見逃さない方法」を紹介していきたいと思います。
いじめを打ち明けられない理由
「いじめ」そのものが発生しても、どうしても発覚した時には、いじめが深刻化している場合も多々あります。
その理由としてみれば、以下の内容が関係している可能性もありますので、簡単ではありますが、ご紹介いたします。
親への心配
何よりも、「親へ心配をかけたくない。」
と、感じている子は少なくはありません。
子ども心ならではの発想なのかもしれませんが、どの親御さんも、我が子がいじめを受けていると聞けば、心配をしない事はありませんよね?
そんな気持ちを知ってか知らずか、子供はそれを察知する事により、余計に親に打ち明けられない事もあります。
親子関係が良好な家庭こそ、「親に心配をかけたくない。」と、感じてしまう可能性もありますので、より注意が必要かもしれません。
仕返しへの恐怖
いじめを受けているという事を、大人。
つまり、学校の先生や自分の親に伝えると、その事実確認をするのが大半です。
そうなると、いじめをしている相手にも事情を聞く事になりますよね?
と、なれば・・・。
それが“きっかけ”となり、余計にいじめが酷くなってしまうケースもあります。
逆恨みもいいとこかもしれませんが、現実問題として、「仕返しが怖くて言い出せない。」なんて事も多々あります。
恥ずかしさ・かっこ悪さ
子供たちの中には
・「いじめを受けている事が恥ずかしい。」
・「いじめを認めたくない。」
など、いじめの現実から、目を背けてしまう子供もいます。
確かに、これらのような感情が生まれてしまうのも否めませんが、このプライドが、いじめが日の目を見ない現実にもなっています。
いじめに関しては、受ける側が“恥ずかしさ”や“かっこ悪さ”を覚える必要はまったくありません。
いじめをしている側が、恥ずかしく、かっこ悪いという事を、もっと浸透させていかなければならない要因になってくるかもしれません。
いじめのサイン
子供は、親に対して、たくさんのSOSのサインを送っていますが、なかなか気付く事が出来ない事も多々あります。
なので、特に、以下の15個のような行動や症状があった場合は注意するようにしてください。
・急に元気がなくなる。
・気が短くなる。
・会話が減る。
・部屋に閉じこもる。
・情緒不安定になる。
・成績の低下。
・おねしょをする。
・不自然に明るく振舞う。
・物がなくなる。
・下手な嘘をつく。
・お金の話を良くする。
・服の破損や汚れが目立つ。
・教科書やノートに落書きがある。
・理由が言えないケガ(擦り傷・打撲)がある。
・学校に行きたがらない。
上記は、ほんの一部分かもしれませんが、我が子の“ちょっとした変化”に、気付く事が出来るのは、親である、あなたかもしれません。
あらゆる場面で、あなたに向けてSOSのサインを送っている可能性もありますので、以下も参考にしてみてください。
・子どもの心のSOSに気付いてますか?助けを求めている10個の行動
見逃さない方法
いじめが起きる前に、未然に防ぐ事が出来れば、それが一番かもしれませんが、現実的に考えて、それはとても難しいかもしれません。
なので、なるべく早く周囲の方が気付く事が大切です。
とは、言っても
「簡単に気付く事出来れば、いじめなんて無くなるのでは?」
と、感じた方もいるかもしれませんが、我が子だからこそ気付ける事もありますよね?
会話の中からわかる事もありますし、外見からの違いに気付く事も出来ます。
人間の五感を、あらゆる角度から利用して、我が子をいじめの魔の手から救ってあげてください。
「いつもと“何か”が違う。」
これがキーポイントです。
毎日見ているからこそ、些細な変化が目につく事もあると思いますので、しっかりと我が子を見てあげてください。
まとめ
いじめを受けても我慢をしてはいけません。
我慢をする事によって、いじめがなくなるわけでもなく、バレないのをいい事に、いじめに拍車が掛かってしまう可能性もあります。
口では簡単に言っても、現実的に考えると、これもなかなか難しいのもかもしれませんが、その一歩前に出る事が、非常に大切になってくるので、絶対に我慢はしないでください。
いじめ関連の内容は、以下を参考にして頂いて、少しでも『いじめ』の被害に遭う方を減らせるようにしてください。
・子どもの心のSOSに気付いてますか?助けを求めている10個の行動