人間は気持ちの持ちよう次第で、その時々のパフォーマンスに変化をもたらします。
朝起きた時から「気分が乗らない」なんて事も日常茶飯事だと思います。
しかし、いくら日常的にある事だとは言っても、よく気分がよい時とよくない時の差があったり、気持ちがコロコロ変わりやすかったりと、周囲を巻き込んでしまう事はありませんか?
自分の気分によって友人や恋人との関係性にまで“ヒビ”を入れてしまう事も・・・。
ですが、もしかすると、その症状が病気の可能性も0ではありません。
「気分循環性障害」というものをご存知ですか?
そこで今回は「気分の浮き沈みが激しい?気分循環性障害の特徴と症状診断チェック」を紹介していきたいと思います。
気分循環性障害の特徴
気分循環性障害のおおまかな特徴として、長期に渡り持続的(約1年~2年以上。)に気持ちが不安定な状態が続き、気分が高揚したり、憂うつ状態を繰り返す障害を指しています。
職場や学校などで、「気分屋。」、「怒りの沸点がわからない。」、「一貫性がない。」なんて見なされる事も多く、気分が不安定な事から、予期せぬ突拍子もない把握の出来ない行動に出てしまう事もあります。
ですが、仕事や学業の能力に関しては、周囲と異なる事があまりなく、異変に気付きにくいのも特徴としてあります。
気分循環性障害の人口頻度は全体の約1%となってますが、気分の振幅が大きい人は医療機関を受診するのも一つの解決方法になります。
気分循環性障害の症状診断チェック
気分循環性障害にも、特徴の症状があります。
自分の行動に該当するか否かを、以下の症状と見比べながらチェックしてみてください。
□楽観的である。
□注意が散漫する。
□自信過剰である。
□ついつい羽目を外す。
□怒りを爆発させやすい。
□イライラの怒りの感情が強い。
□テンションが上がると止まらない。
□考えが次から次へと湧いてくる。
□何かに没頭すると止まらない。
□短い睡眠(ショートスリーパー)で十分。
丁度、折り返しです。
今の時点で、いくつ当てはまっていますか?
1つ?
2つ?
それとも全部?
かなり該当してしまった人も、あまり該当しなかった人も後半をどうぞ。
□自責の念を感じる。
□急に興味がなくなる。
□急に食欲がなくなる。
□急に口数が少なくなる。
□集中力の低下している。
□気分の落ち込み激しい。
□ふとした時にドッと疲れ感じる。
□自分の感情の責任で友人関係を壊した。
□自分の感情の責任で恋人関係を壊した。
□自分の感情の責任で夫婦関係を壊した。
いかがでしたでしょうか?
「まったく該当しなかった。」なんて人はこれからも今の生活を続けていくことがベストかもしれませんが、該当してしまった数が多ければ多いほど、気分循環性障害の可能性は高まっていくので、注意してみてください。
まとめ
気分循環性障害の症状は躁うつ病に類似していますが、症状そのものはうつ病ほどの深刻なものではありません。
ですが、症状をないがしろにすれば、人間関係を壊しかねない事も多々ありますので、症状チェックに該当した数が多い方や、個人的に思い当たる節がある方などは、専門的の医療機関を受診することをおすすめ致します。
また、気力が出ず落ち込みやすかったり、不安感から眠れない人も少なくありません。
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