子供の頃と大人の人間関係に違いが出てきてしまうのは否めません。
しかし、近年では、人間関係に「疲れてしまう人」や「嫌気が差してしまう人」などが多く見受けられます。
学生の頃などは、自分の『好き』、『嫌い』という感情だけで成り立っていた人間関係も、大人の世界ではそうも言っていられない事も多々あります。
むしろ、大人の世界では、好きな人を探すのが難しいくらいに人間関係のトラブルは後を絶ちません。
ですが、単純に人間は、“子供”でいられる時間よりも、“大人”でいる時間の方が明らかに長いため、いつまでも足踏みしていても仕方がありません。
そこで今回は「子供時代とは違う?大人の人間関係が疲れずにうまくいく7つの方法」を紹介していきたいと思います。
広く浅くの心掛け
せっかく出会った相手だからこそ、相手の全てを理解したいと思う事もありますが、それは自分自身の考えであって、相手が同じ考えとは限りません。
“狭く深く”付き合うタイプの方には当てはまる事はありませんが、大抵の人が自分のパーソナルスペースには警戒心を強く持っているため、人間関係をうまくいくきっかけの一つとしては、“広く浅く”の心掛けも大切になってきます。
ですが、いきなりではありますが、『広く浅く』には“リスク”もあるのです。
広く浅くの関係性だけを軸に考えてしまうと、当たり前ではありますが、深い信頼関係が生まれる事はありません。
という事は、友達や親友のような、気心知れた関係性に至る事はなくなってしまいます。
人間関係を築く上で必ずぶつかってしまう項目の一つかもしれませんが、自分に見合った選択をしてみてください。
発言と行動
人間関係を築く上で『信用・信頼』というテーマも必要不可欠になってくる事だと思います。
例えば
食事や遊びに誘った時に
「行けたら行く。」
この発言に対して、どのような受け取り方をしますか?
相手の発言を鵜呑みにする事も出来ますが、「どうせ来ないだろう。」という考えに至る事もありますよね?
ですが、これも信用・信頼関係次第では、そうならない事もあるのです。
そんな中でも、信用・信頼関係を上げるために、一番大切になってくるのが、『有言実行』をする事に限ります。
簡単に言えば
・口から出任せな人
・有言実行をする人
どちらを信用・信頼しますか?
言わずとしても、有言実行をする人ですよね?
人間関係を円滑にするにも、信用・信頼を大切にしていく事も、上手くいくポイントかもしれません。
距離感の調整
人間関係が上手くいかない人ほど、この“距離感”に苦戦してしまう事があります。
上記の『広く浅くの心掛け』にも記載しましたが、人間にはパーソナルスペースというものがあります。
そのパーソナルスペースに近付けば近付くほど、新しい問題が出てきてしまうは当然です。
これは恋愛にも同じ事が言えますよね?
いくら相手に行為があったとしても、『丁度良い距離感』や『居心地の良い距離感』などがあると思います。
相手の感情や行動をコントロールする事は出来ないかもしれませんが、相手との距離感をコントロールする事は出来ます。
なので、人間関係を上手くいかせるためにも、程よい距離感を保つ事も重要になってくるのです。
不満や愚痴
特に現代では、職場や家庭、プライベートなどでも、“ストレス”が溜まってしまう事も多々ありますが、それを全面的に表に出す事は、人間関係を壊すきっかけになってしまいます。
不満や愚痴などの“ネガティブ”な発言ばかりしていては、聞いている相手からすれば、楽しさの微塵も感じられない事でしょう。
ストレス社会と言われるくらいなので、不満や愚痴を吐き出したい時も無いと言えば嘘になりますが、度が過ぎてしまうと、自分自身が関係にヒビを入れてしまう事もありますので、注意するように心掛けましょう。
ですが、わざわざ自分を偽る必要はありません。
辛い時や悲しい時は、誰しもが訪れる事です。
なので、なるべく度が過ぎた不満や愚痴を控えるだけでも、人間関係の向上に繋がると思いますので、実践してみてはいかがでしょうか?
見返りは求めない
何かをしてもらえば
「ありがとう」
何か過ちをすれば
「ごめんなさい」
のように、自分以外の相手が関わっている事柄に対しては、ある程度の“お礼”をするのは一般的です。
ですが、特に自分が相手に何かしてあげた時に、お礼以上の“何か”を受け取りたいと思っている人も少なくはありません。
ですが、『お礼』というのは、相手のさじ加減ですよね?
大げさにアクションをする人もいれば、謙虚に振る舞う人もいるので、それに対して甲乙を付ける事はあまり好ましくはありません。
確かに、「自分だったら・・・。」と思う事はあるのかもしれませんが、人間関係を円滑にするためには、あまり相手に対して見返りを求め事は好ましくないので気を付けましょう。
先入観を持たない
人間は、生まれ育った環境が違えば違うほど、当たり前ではありますが、考えている内容も異なります。
自分が正しい事もあれば、間違った事もありますよね?
それは“先入観”が邪魔をして、思考の幅を狭めている事が影響しているのです。
特に初対面への第一印象が大切になってくるのも、先入観による影響が強いからこそです。
本来ならば関係性が上手くいくモノも、先入観があるがために上手くいかなくなってしまう事も多々あります。
先入観を持たない事は出来ないかもしれませんが、なるべく視野を広げて物事を客観的に見れるようになるのも、人間関係の向上には必要になってきます。
自己主張の有無
自己主張と聞けば、「自分の意見を言ってはいけないのか?」と思いがちではありますが、そうではありません。
ここでの自己主張は、相手の事を考えずに、“自己中心的”に主張をする事を差しています。
常に周囲の人に気を遣う必要性はありませんが、自己を出しすぎる行為は問題です。
それでは、どうしても周囲とは絶えず衝突してしまい、やがて気付いた時には、自分の周りに誰もいなくなってしまうのも否めません。
自分自身が相手との関係を壊すきっかけを好んで作りたいと思っている人はあまりいませんよね?
なので、人間関係を上手く築いていくためにも、「自分さえよければいい。」という考えは持たない事をおすすめいたします。
まとめ
会社勤めをしているのであれば、職場の人間関係。
学生ならば、同級生との人間関係。
子供を持つ親ならば、ママ友との人間関係。
人は生きている以上は、人間関係を切りたくても、なかなか切れない事が多いです。
冒頭にも記載しましたが、人間関係を面倒に感じる事も多々ありますが、切っても切れないのであれば、なるべくより良い環境を作る方が自分自身のためになりますよね?
なので、上記の7つの内容から、出来る事から実践をして、より良い環境に近付けるように努めてみてはいかがでしょうか?
他にも、人間関係に関する内容は以下も参考にしてみてください。